1970-03-09 第63回国会 衆議院 予算委員会 第13号
まず最初に、昨年の一月、「ぼりばあ丸」の海難事故が起こりまして、引き続き、本年に至りまして「かりふおるにあ丸」の海難が起こったわけでございますが、沈む心配がないといわれておったこの種の大型航洋船の異常な海難について、どういう受け取り方をされたか、その点についてまず運輸大臣にお伺いいたしたいと思います。
まず最初に、昨年の一月、「ぼりばあ丸」の海難事故が起こりまして、引き続き、本年に至りまして「かりふおるにあ丸」の海難が起こったわけでございますが、沈む心配がないといわれておったこの種の大型航洋船の異常な海難について、どういう受け取り方をされたか、その点についてまず運輸大臣にお伺いいたしたいと思います。
所管大臣の答弁に任せられることは私の心外とするところでありますが、総理自身の御答弁を頂きたいのでありますが、時間がございませんので、次の造船問題につきまして、大型航洋船の建造助成等につきまして、如何なる構想を持つておられまするのか、承わりたい。
海運関係につきましては、政府は昭和二十四年以来見返資金の貸付等によつて、大型航洋船の整備拡充に努めた結果、本年当初において二百五十五隻百五十万総トンの外航船腹を保有することとなりましたが、最近の情勢に顧み、大型航洋船の建造、改造等に要する資金の確保に特別の措置を講じ、外航船腹の緊急整備を図る所存でございます。
海運関係につきましては、政府においては、昭和二十四年以来、見返り資金の貸付等によつて大型航洋船の整備拡充に努めた結果、本年当初において二百五十五隻、百五十万総トンの外航船腹を保有するに至つております。最近の情勢にかんがみ、大型航洋船の建造、改造等に要する資金の確保に特別な措置を講じ、外航船腹の緊急整備をはかる所存であります。
又日本の船三の注文されますところの大型航洋船は全部外國航路に就航いたしまして外國船と競争する立場上、その運行費が安くなくてはなりません。運航費を安くするためには、やはり船価を安くして、年々の償却費を少くする必要があります。そこで外國注文船たると内國注文船たるとを問わず、航洋船はすべて國際船価を目標としてやつて行かなくちやならないことになるのであります。